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【任天堂決算】映画『マリオ』や『ゼルダ ティアキン』ヒットの前年と比較して減益減収。『ゼルダの伝説 知恵のかりも』は販売本数258万本を記録

2024-11-05

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2024年11月5日、任天堂は「2025年3月期第2四半期決算説明資料」を公開した。

連結業績では、売上高が34.3%減の5232億円、営業利益が56.6%減の1215億円、経常利益が61.3%減の1471億円と前年度同期と比べて大幅に減少した。

連結売上に関しては、ゲーム専用機販売が34.1%減の4852億円、モバイルIP関連収入が43.3%減の312億円、そのほかのコンテンツが53.9%増の112億円で、合計34.3%減の5232億円となった。

売上総利益は、売上高が減少したことにより前年度同期比で32.6%減の3179億円。売上総利益率は、自社ソフト売上高比率の低下が影響し、デジタル売上高比率の上昇や、他社の金融コンテンツと比較し利益率の低いNintendo Switch(有機ELモデル)の構成比が低下したことなどにより、1.5ポイント増の60.8%となった。

ハードウェアの販売台数は、前年度同期比で31%減の472万台。Nintendo Switch(有機ELモデル)は46.8%減の250万台と大幅に減少した一方で、Nintendo Switchが0.7%増の126万台、Nintendo Switch Liteが7.5%増の97万台と増加。ソフトウェアに関しては、前年度同期比で27.6%減の7028万本となった。

前年は、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開によりゲーム専用機の活性化、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の発売および同タイトルの特別版ハードの販売により、ハードウェア・ソフトウェアともに高い販売を見せた。この当時は販売台数が高い水準に達していた。

2023年期の売上は、上記の要因がなかったことに加え、Nintendo Switchの販売が8年目を迎えつつあることも影響している。そのため前年同期比でハードウェア・ソフトウェアともに販売本数が大きく減少した。

新作ソフトとしては、『ゼルダの伝説 知恵のかりも』が258万本、『パーフェクトマリオRPG』が194万本、『リーチマンション2 HD』が157万本と好調な売り上げを見せ、『マリオカート8 デラックス』が231万本という販売本数を記録。今回のミリオンセラータイトルは9本(任天堂6本、他社3本)といった結果となった。

デジタル販売高は前年同期に比べて26.5%減の1599億円となったが、ゲーム専用機のスフト販売高に占めるデジタル販売高の比率は6.1%増の56.3%と増加した。

デジタル販売は、主にNintendo Switchのパッケージ販売と、追加コンテンツの販売が減少したことで、前年同期に比べて26.5%減の1599億円となった。

デジタル販売高の増加は、ソフトウェア販売高全体が減少した一方で、ダウンロード専用ソフトの販売が増加したことや、Nintendo Switch Onlineの販売高が安定的に推移したことなどで、前年の同期に比べて上昇した。