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バイクの単独事故で運転手が左腕切断、目撃した新米女性消防士がワンピースのウエストを外して止血 / 全南・高興郡

2024-10-01

出勤途中だった新米消防士が、単独事故で重傷を負ったオートバイ運転手を現場で迅速に処置していたことが分かった。全羅南道消防本部が30日に明らかにした。

同消防本部によると、高興消防署に所属するカン・ミギョンさん(29)は28日午後5時41分頃、全羅南道高興郡の豆原面の往復車線の道路で、オートバイの単独事故を目撃したという。

オートバイの運転手は事故で左腕を切断する重傷を負っており、現場では市民が119に通報した後、バイクの運転手の処置を行った。

カンさんは、事故当時、夜間勤務のため出勤中であり、目撃した事故現場で即座に救護活動を行った。彼女は怪我を負った運転手の血を止めるため、ウエストを外して止血を試みた。医療に関する知識はあったものの、実際にこのような状況に直面するのは初めてだったという。

消防士は事故後、現場に到着した救急隊にバトンを渡し、その後、運転手は全南大学病院に搬送され、現在は回復に向かっている。意識ははっきりしており、命に別状はないとのこと。

カンさんは、今後も地域の安全と市民の命を守るために尽力し続けると話し、「誰でもこんな状況にあったら、助けたいと思うのが自然なこと。できる限りのことはした」と語った。