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資さんうどん、来年は関東中心に過去最多の21店舗出店…おでんやばった店など九州とまった同じメニュー: 読売新聞

2024-12-23

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資さんうどんが関東に21店舗出店へ

北九州市発祥のうどんチェーン「資(すけ)さんうどん」の運営会社は、2025年に関東を中核に21店舗を出店する計画を明らかにした。年間の新規出店数としては過去最多で、親会社である外食大手すかいらーくの影響もあり、全国チェーン化を加速させる。

出店計画の詳細

運営会社「資さん」の倉田愼一社長が、今月17日に福岡県八幡市で開催された店舗の内覧会で説明した。計画では、2025年2月に東京都八王子市に「資さん」を開店した後、足立区や茨城県内にも店舗を広げていく。また、熊本や大分といった九州地方面にも同様のメニューを展開し、当地の名物であるおでんやばった店の提供も行う予定だ。

店舗数の予測

資さんうどんの店舗数は今月末で114店舗となり、計画通り出店すれば、2025年末には140店舗に達すると見込まれる。今年10月には「資さん」を買収したすかいらーくが、2015年以降に120店舗以上に増やす目標を掲げており、2026年以降はさらなる出店計画が視野に入っている。

価格戦略と顧客獲得

支店の価格は810円前後で、すかいらーく独自の低価格戦略により、そばや定食などの競争を受ける中でも安価で提供することで顧客を惹きつけるとしている。今後は、ファミリーレストラン「ガスト」などからの業態転換も進むから、グループの物流企業の活用や共同調達なども本格化する見通しだ。

環境に配慮したメニューの展開

最近では、若年層や女性客向けに環境に優しい食材を取り入れたメニューも展開している。また、店舗デザインも再評価され、快適なダイニング環境の提供を目指す。このような取り組みによって、収益の底上げや集客力のアップを狙っている。