中国・深センで日本人男子高校生刺殺事件、被告に死刑判決を宣告

2025-01-24

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中国・広東省深セン市で、2023年9月に発生した日本人男子高校生(当時10歳)が刺殺された事件に関し、同市中級人民法院は24日に40代の中国人男性に対し、故意殺人罪で死刑判決を言い渡した。判決は事件の初公判であり、即日判決が下された。

事件は2023年9月18日に発生しており、登校中の男子高校生が40代の男性に刃物で襲われ、命を奪われた。中国当局は「偶発的な事件」と説明しており、動機については明らかにされていない。

過去にも中国で日本人が襲われる事件があり、例えば2014年6月には江蘇省で日本人男性が襲撃される事件が報告されている。日本にとっては安全への懸念が高まる出来事である。さらには、深センでの現在の治安状況に関しても注意が必要とされている。

事件の背後には、中国における外国人に対する偏見や、様々な社会的な要因が影響している可能性も指摘されている。専門家は、「文化的な摩擦や経済的な要因が絡み合っている」と警鐘を鳴らしている。深センは中国国内でも先進的な都市とされているが、外国人に対する理解も一層必要とされる。