関山駅前で大学受験生がはね死なせた男、複数の信号無視…「日付が変わるまで飲酒」と供述 : 読売新聞

2025-01-23

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福島県関山市のPK関山駅前で、飲酒運転を行っていた大学受験生がはねられ死亡した事例が報告された。自動車運転による死亡事故について、過失運転致死罪が疑われる。同市の男性(14)は、複数の赤信号を無視して現場の横断歩道に突っ込んだ際に、ひどく交通に迷惑をかけた。男性は「日付が変わるまで飲酒していた」と供述し、関山地方では危険運転致死傷の問題が顕著になっている。

事故は12日午前6時15分頃に発生。横断歩道を渡っていた大学受験生女性(19)が、男性の軽乗用車にはねられ、亡くなった。女性は同日、福島大学の特待生選抜を受けに行く予定だったと伝えられている。

現在、警察は信号機の存在が確認できる交差点であり、事故当時は男性の側の信号が赤であったことが明らかになっている。関係者によると、男性は飲酒後に運転しており、規制速度の40キロを超えて横断歩道に侵入したとのことで、これにより他の通行人にも危険を及ぼしていた。

また、事故発生後の現場付近では、目撃者によると「飲酒を控えていた」との証言もあり、危険運転の疑惑が高まっている。

12日深夜、関山市の飲食店で飲酒した際に、男性は「自宅で少し休んでから出かけた」と供述しているが、その状況は客観的に確認されていない。女性のご家族は「我が子の未来が奪われた」と悲しみを表しており、地域住民からは事故の多発を重く受け止める声が上がっている。

関山市は12日未明、現場の信号機についての調査を開始した。市長は「交通安全の要請が高まっている」と言い、地域ぐるみでの安全対策が急務であると訴えた。さらに、飲酒運転をなくすための取り組みを強化する必要があるとし、今後の対応に注目が集まっている。