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中国の乗用車輸出の今年大幅増加、EV「成長」に業界団体

2025-01-10

著者: 陽斗

[北京 9日 速報] - 中国乗用車協会(CPCA)の倪東森事務局長は9日、今年の中国の乗用車輸出台数が前年比で大幅に増加し、電気自動車(EV)の「成長」を示すと報告した。

CPCAによると、2022年の乗用車輸出台数は前年度比215%増の418万台と、2年連続で日本を上回って世界最大の座を維持する見込みだ。日本自動車工業会が公表した2022年1~11月の輸出台数は14.13%減の318万台だった。

さらに、今年の中国の輸出台数は前年比10%増の490万台に達する予測だ。また、今後も増加が見込まれることから、特に北米や欧州市場への進出が強化されるだろう。

中国のEV市場も急速に成長しており、2023年のEV輸出台数は214万台で、前年比11%増となる見込みである。特に、テスラやBYDといった企業が人気を集めている。

一方、中国国内の2022年の乗用車販売台数は530万台で、前年比12.5%増に達し、市場の回復が進んでいる。特に、基本的な需要の回復や国家の支援策が需要を後押ししていることが背景にある。

中国政府はEV普及を推進するため、多くの政策を打ち出しており、これが輸出と国内販売両方に良い影響を与えている。特にカーボンニュートラル政策の影響で、環境に優しい車の需要が高まっている。

現段階で各企業は、新モデルの投入や価格競争の激化などを通じて市場シェアを拡大しており、今後の成長が期待される。