世界

中国における米の関税調査、トランプ政権下に初の言及

2025-01-22

著者: 海斗

トランプ米大統領は21日の記者会見で、中国に対して10%の関税を課すことを検討していると明らかにした。

「米国は中国に対して関税を2月1日を目途に調査している」と述べた。トランプ政権下で中国への関税強化に言及したのは初めてである。関税を付けて強硬路線を取ることで、影響が世界経済に波及する可能性がある。

トランプ大統領は関税措置を調査する理由について「中国が米国に対して(賠償金などの)ペナルティを送っている事実に基づく」と説明した。

トランプ大統領は就任初日の20日に出した声明で、輸入赤字や賠償金の流入に関する調査を行うよう商務省や米通商代表部(USTR)などに指示した。中国に対しては大統領選で掲げた強硬な関税強化は打撃を未だ与えず、域内間の貿易合意に関する実行状況の調査の上で、多国間の貿易合意の妨げになっていた。