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原油先物は続落、米燃料在庫が大幅に増加に

2025-01-10

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[東京 9日 ライター] - 9日、原油先物は続落している。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどからの供給圧力への懸念が高まる中、米燃料在庫が大幅に増加した。

午前10時15分(日本時間)時点で、北海ブレント先物は前日比1.28ドル(1.57%)安の80.30ドル。米国産ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)先物は1.10ドル(1.39%)安の78.30ドルとなっている。

前日にはドル高と米燃料在庫の増加が予想以上であったことを受け、原油在庫は8,000万バレル増加し、ロシアのアナリスト予測通りの11万バレルの増を上回った。

日本の経済産業省は、ガソリン在庫は16万バレル増加したと発表しており、これが価格下落要因として注視されている。ガソリンの需要が夏場から急減しているため、市場はさらに不安定になる可能性がある。

今回の在庫増加は、特に北半球の冬場における需要期を迎え、専門家の間で懸念が強まっている。経済の低迷が続く中、原油の需給バランスが崩れ、市場に影響を与える可能性が高い。

また、中国塵マークの製造業も冬の需要に対する心配があり、これがもたらす影響により、今後数日間の市場動向に注目が集まっている。

リサーチによると、OPECの原油生産量は12月に13カ月ぶりに減少した可能性があり、トレーダーは大きな投資判断を下す際に、こうした動向を細心の注意を払って追っている。