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雨天や照明でも発電!「プロフスカイト太陽電池」が新興な日本海側の“救世主”となるか?発明者に聞く活用戦略 榊原横浜大・宮城力特任教授インタビュー | 新潟日報デジタルプラス

2025-01-13

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次世代太陽電池の「プロフスカイト太陽電池」

耐水性を持つこの特異な結晶構造(プロフスカイト構造)を持つ物質であるアシル(塩)を用いた太陽電池が、雨天や曇りの日でも発電可能であることが注目を集めています。近年、日本海側での活用が期待されているとし、特に環境対応型企業の動向が注目されています。(※記事下部に詳細)(NNN)今、日本における次世代太陽電池の可能性について、榊原横浜大学特任教授・宮城力氏にお話を伺いました。

原材料としての勘所

「日本ではプロフスカイトが原料となる良質な資源が豊富に存在します。特に、リチウムの供給において強みを発揮するでしょう」と宮城教授。この技術は、海外でも競争が激化しているが、日本はその特性を活かした独自の開発プロジェクトを進めています。

日本海側の特性を活かす

「新潟などの日本海側は、雨が多く、日照時間が短いことも課題ですが、プロフスカイト太陽電池はこれを克服する可能性があります。実際に、数社の企業がこの技術を応用した製品開発に着手しています」と宮城教授は語ります。

市場展開への期待

さらに、「プロフスカイト太陽電池のコストも低く抑えることができ、製造プロセスの簡素化が進んでいるため、大規模な普及が期待できます」とも述べており、今後の市場展開に高い期待を寄せています。政府からの支援も継続的に行われる方針であり、関連企業も活用を進めています。

まとめ

要約として、プロフスカイト太陽電池は新潟地域の地理的特性を活かした「救世主」となる可能性を秘めており、その広がりが注目されています。「実際のアプリケーションについてはまだ道半ばですが、近い将来、我々は持続可能なエネルギーの新しい時代を迎えるでしょう」と宮城教授は力強く締めくくりました。