健康

黄えんどう豆パスタを食べると、老化や生活習慣病に関わる酸化ストレスを改善できることが明らかに/株式会社Mizkan Holdings – 健康美貌EXPOニュース

2025-01-07

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ヒトを対象とした臨床研究で初めて実証

株式会社ZENB JAPANおよび株式会社Mizkan Holdings中部研究所は、同社の大学生命医学部の米津貴一教授による監修のもと、黄えんどう豆を使用したパスタ(Yellow Pea Pasta: YPP、以下「黄えんどう豆パスタ」)の摂取がヒトの酸化ストレスを改善することを、臨床試験で初めて明らかにしました。酸化ストレスとは、活性酸素によりもたらされるストレスで、健康や老化、生活習慣病などに深く関わる重要な要因とされています。この研究の結果、黄えんどう豆パスタを1食摂取することで、酸化ストレスが有意に改善されることが確認され、健康維持をサポートする可能性が示されました。

概要

20〜65歳の健康な成人に対し、1食1回「黄えんどう豆パスタ」を摂取した群と、通常の食生活を維持した群を比較した結果、酸化ストレスに関連する以下のような指標の改善が見られました。

1. DNAのダメージを示す指標である8-OHdGが有意に低下した。

2. 脂質の酸化の度合いを示す指標であるLPOが有意に低下した。

3. 体内の抗酸化力と酸化ストレスのバランスを示す指標であるBAP/d-ROMが有意に増加した。

これらの指標の改善が確認され、1食1回の「黄えんどう豆パスタ」の摂取が、ヒトの酸化ストレスを改善することが示されました。

米津貴一教授コメント

同研究で、酸化ストレスに関する比較として8-OHdG、LPOの有意な減少が確認され、酸化ストレス指標が改善したことは非常に重要な結果です。黄えんどう豆パスタ摂取により、生活習慣病予防や老化防止に向けた栄養価の高い食材としての可能性が期待されます。また、さまざまな健康への影響を調査する今後の研究が待たれます。さらに、黄えんどう豆に含まれる機能性成分がどのように体に作用するかの研究も進められる予定です。

研究内容
実施時期

2021年10〜12月

被験者

20〜65歳の健康な成人40名(日本の食事摂取基準の目標値を上回る群、酸化ストレスを調査した群)

研究方法

「黄えんどう豆パスタ」摂取群と対象群に分けて、4週間にわたって実施しました。黄えんどう豆パスタ摂取群は1回80g(乾麺時)を摂取し、対象群は通常の食生活を維持しました。本研究では、血中酸化ストレス指標を主な評価項目として測定しました。また、関連データとして坪分取量や血糖値に関しても測定を行いました。