ビジネス
「桜蔭学園」がタワマン計画に異議、東京都地検に差し止め提案…隣接し「圏随感やのめき見の危険性」: 読売新聞
2024-11-05
著者: 花
東京都文京区の超高層マンション設計計画を巡り、設計予定地に隣接する私立女子中学・高校を運営する「桜蔭学園」が、日差しが遮られ教育環境が悪化するなどとして、東京都に対して計画の申請を許可しないよう求める差し止め請求を東京都地検に起こしていたことがわかった。
提案は8月15日。背景として、問題となっているのは、同校と隣接する18階建てのマンションを12階建てに建て替える計画だ。この地区では、区の都市計画で建物の高さが16メートルまでに制限されているが、マンション管理組合は21回、一般の人が自由に通行できる「公開空地」を設ける代わりに、高さ制限を緩和する設計認可を都に申請した。この計画が許可されることで、学校庭と新しいマンションの間に圧迫感が生まれる懸念があるという。
公式のデータによると、区域内には、約10メートルの距離で「高層マンション」が建設される計画であり、約1400人の生徒が通う学校には、この環境の変化が大きな影響を及ぼすと見られている。また、マンション計画の設計者は、周囲の環境に配慮した設計を行うと説明しているが、実際の影響に対する懸念は根強い。
学校側は「環境変化により、特に震災時の避難経路にも懸念がある」とし、特に大地震などの際に特有の危険性を指摘している。これに対し、区は現在、マンション計画の調査を進めており、慎重に判断が行われる予定だ。
この問題は、隣接地域の住民の間でも議論となっており、自然光の減少やプライバシーの侵害に対する不安から、多くの署名活動が行われている。問題が解決されるまで、マンションの建設は難しい状態が続くと予想されている.