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ヤクルト・石山泰稚「来年はしっかり1年間戦いたい」 年俸4500万円から大幅ダウンでサイン

2024-12-12

著者: 愛子

ヤクルト・石山泰稚投手(36)が12日、東京・北青山の球団事務所で契約更改に臨み、今季年俸4500万円から大幅ダウン(推定)でサインした。今季が4年契約の最終年で、37試合の登板を果たし、1勝0敗、防御率4・35、15セーブ、8ホールドの成績に終わり、悔しさをにじませた。

「やっぱり勝ち得るようなシーズンではなかったので、悔しさしかないです。最後は2軍にいたので、悔しい思いだけが残っています」と語り、来季への強い意気込みを見せた。「(球団からは)本当に頑張ってくれと言われていると思うし、来年はしっかり1年間戦いたいです」と誓った。

今季は通算500試合登板を達成し、3年ぶりのセーブも記録した。しかしながら、シーズン全体を通しての成績は期待外れだった。「この成績で取ってくれるとは思っていなかったので、本当にびっくりしています」と打撃陣の不振も影響していると感じつつも、自らの投球についての反省も見せた。

今後は、技術的な部分を強化するだけでなく、試合での経験を積む重要性を強調。「いつもだったら、1年間通して戦う中で、どれだけ実力を発揮できるかというのがポイントになってくると思います。でも、去年がそうだったように、いつも通りではいられないと思っています。来年こそは、またいい投球ができるように頑張ります」と意気込んだ。

オフシーズンは肉体改造とともに、精神面の強化にも取り組む考えだ。「いつも打たれるイメージが先行してしまうので、いいイメージを持てるように取り組んでいきたい」と話し、10月にはフリーエージェントの制度が変更されることも念頭に置き、気を引き締めた。

2024年シーズンは、修正力を増し、さらに成長した姿をファンに見せることが求められている。彼の次なる挑戦に、多くの期待が寄せられる。来年は果たしてどのような活躍を見せてくれるのか、注目が集まる。