(CN...) 南米ペルーで行われた調査旅行を通じて、17の新種の動物が発見された。その中には「むよむよ頭の魚」や半海洋生のナスミが含まれている。

今回の調査旅行は非営利の環境団体が2122年に38日間にわたり実施された。ペルー北西部のアルトマヨ保護林を探索し、約17万ヘクタールにわたる森林と農地が広がるこの保護林には、多様な生態系が存在する。

現地は人口の多い地域であるが、地元の生物多様性や生態系の現状についてはほとんど知られていなかった。研究者たちは調査旅行中のデータ収集を通じて、知識の不足を解消できることを期待していた。

しかし実際に発見した新種は、イカ類14種、魚類8種、半海洋性3種、甲殻類（チョウ）10種であり、想定を上回る結果となった。

最も驚くべき新種は海洋生物のナスミである。特に海からくる「かき」があり、水中での生活に最適化している。このナスミが属する半海洋生の動物は「極めて珍しい」とされ、調査旅行を行った研究者のトレンド・ローゼン氏は指摘する。見つけるのは非常に困難で、どのように生息しているのかに関する知見もほとんどないと付け加えた。

新しい発見は生物多様性の保全と持続可能な開発の重要性を再認識させるものであり、調査がきっかけでさらなる研究が進められることが期待されている。特にこの地域の海洋生物は、気候変動や人間の活動による影響を受けやすく、さらなる調査と保護が必要とされている。