新たな「台風のためご」 フィリピンの東24時間以内に台風へ(気象予報士 日直主任 2024年09月16日)

2024-09-16

熱帯低気圧が台風に発達へ

気象庁は今日16日午前9時、フィリピンの東にある発達中の熱帯低気圧が24時間以内に台風になると発表しました。

台風になると見込まれるこの熱帯低気圧は、今月に入って5個目の台風となります。

この熱帯低気圧は今後の予想通りに進む場合、フィリピンを経由して南シナ海に向かうとみられています。熱帯低気圧本体による日本への直接的な影響は少ない見込みです。

熱帯低気圧の活発化に関する注意

台風の統計をみると、9月の台風発生数は例年5.0個で、8月に次ぐ多さとなっています。最近数年は8月と並ぶ例年3.3個、上昇数は年間で最も多い例年1.0個です。

日本の南部では現在、積乱雲が発生しやすい状況で、今後も短い間隔で雲がもたまって熱帯低気圧ができる可能性があります。また、日本近海における海面水温が高く、熱帯低気圧が北上するともに発達しやすい状況となっています。

台風シーズンが続いているため、しっかりと台風対策を怠らないようにしたいものです。特に今後の天候を注視し、予報を参考にした行動が求められています。