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中野サンプラザ建設61階建てビル、完成延期に設計費900億円上昇か?

2024-09-25

著者: 蒼太

東京都中野区で昨年7月に閉館した「中野サンプラザ」跡地に、設計予定の高層ビルについて、2029年度中の完成が困難になっているとの報道がありました。設計費の上昇が原因として指摘されていますが、今年度に予定されていた着工も見通しが立たず、事業主体が見直しを迫られる可能性が出てきました。

この高層ビルは地上61階、最高高さ250メートルの複合施設「NAKANOサンプラザシティ(仮称)」として計画されており、オフィスや住居、商業施設などが入る予定です。また、隣接する低層棟には、約7,000人を収容可能な大ホールや会議室が設けられる計画です。

地域への影響についても懸念されています。地元関係者によると、9月上旬時点での建設者の意向が「人件費や物価高による工事費が900億円を超えて増加する」と伝えられています。このような工事費の高騰は、地域の開発計画にも影響を与えるため、慎重な対応が求められています。

さらにその後の報告では、建設業者の出願が難航していることが伝えられており、「今年度の着工は困難」との声が上がっています。これに伴い、設計費の増大分を削減するため、企画を精査する必要があるとされています。

区は年度内の着工と29年度末の完成を目指していますが、現在の設計段階での見直しや調整が進められています。地域住民は、復活と新設の両方を切望しており、プロジェクトの進捗に注目が集まる中、果たして計画が実現するか否かは不透明な状況が続いています。