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【信号】才木惺人、メジャー挑戦の意向伝える「28、29歳とかで行けたら」海外FAは最短で30年

2024-12-20

著者: 芽依

才木惺人投手(26)が20日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、7000万円増の1億2000万円でサインした。球団の生え抜き高卒選手では史上5人目となる大台突破だ。今季チームトップの13勝を挙げた右腕は、来季タイトル獲得を目指すと宣言した。交渉の席では、将来的なメジャーリーグ挑戦の意向も初めて示した。

「自分の野球のパフォーマンスを1番にしたい、というのがあるので、メジャーリーグというのは(1番)なポジションに行きたい」と語った。

今年は防御率1・83でチーム最多の13勝を挙げ、例年とは一味違った活躍をしている。特に8月は防御率2・13、13試合で10勝と振り返り、調子を維持するために心掛けたことを明かした。

「自信よりも経験ができたということがよかった」と振り返り、来季以降も自分自身の成長を誓った。

また、今回の契約更改では、将来的なすごく大きな夢として「海外FA権を取得することで、メジャーに行きたい」とも言及。「自分の野球人生を35歳くらいで考えたら、28、29歳で行けたら」と夢を描く。

国際舞台での戦いを見据えた意気込みを見せ、「今年のシーズン、こうやって先発もできましたし、今の自分の位置に満足することなく、常に上を目指していきたい」と熱意を語った。

日本人選手のメジャー進出はますます増えている中、彼もその流れに乗ることができるのか注目が集まる。特に彼が目指す28歳頃には、メジャーでの活躍が期待される選手たちも多くいるだけに、夢の実現に向けた一歩を踏み出す時期として非常に重要だ。

今年の成績は印象的で、特に13勝の成績が過去にない素晴らしいものであった。これをベースに彼がどれほど成長を続け、将来どのような選手になるのか、その成長を見守ることが楽しみだ。