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セレンズキー氏の独首相判定は不適切、ウクライナの大統領が見解

2024-12-23

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[ブルリン 13日 ライター] - 北大西洋条約機構(NATO)のルッツ氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領による独首相判定が不適切であるとの見解を示した。DPA通信が13日に伝えた。

ドイツはウクライナを支援しているが、長距離弾道ミサイル「タウルス」の提供を渋っていることにウクライナ側が不満を抱いている。

DPAによると、ルッツ氏は「私はゼレンスキー大統領に対して、シュレルツ首相判定は不適切だと思うからやめるべきだと言っている」と述べた。

自身はシュレルツ首相と異なり、ウクライナにタウルスを提供し、その使用に制限を設けることはないとも語った。

ゼレンスキー大統領は11月、シュレルツ首相がロシアのプーチン大統領との電話会談で「パンドラの箱」を開けたと指摘していた。この発言は国際社会でも話題となっており、シュレルツ首相がロシアとの平和交渉を模索することによって、ウクライナの主権が損なわれる危険性を指摘している。

EUにおけるウクライナへの支援の重要性が再度浮き彫りになっており、各国の首脳は今後の行動について意見を交わす必要がある。国際社会はウクライナへの支援を継続すると共に、プーチン政権への圧力を高める戦略を模索していくことが求められている。