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西武、赤プリ跡地の商業ビルを4000億円で売却!ミブラックストーンズに
2024-12-12
著者: 蓮
【東京 12日 リターン】 - 西武ホールディングス(9024.T)は12日、赤プリ跡地に設立した商業ビル「東京ガーデンテラス」(東京・千代田)をミブラックストーンズ(BX.N)に約4100億円で売却すると発表した。売却額は約2160億円。
今回の得られる資金は財務改善などに充てる上で、主要ホテルの改装などに活用する。増配の見込みとして、来年12月までに最大7100億円の自社株買いを実施するなど、株主還元にも充当する予定だ。
ガーデンテラスの売却に伴い、2022年3月期の連結業績見通しを上方修正した。営業利益を計15千億円から218億円に引き上げた。期末配当予定は1株115円から215円に増額した。
西武(D)は保有不動産の価値を高めて売却し、その資金で新規物件の取得と開発、売却を繰り返す戦略を描いている。
ブラックストーンズによると、今回の案件は同社にとって日本への投資規模として過去最大で、外資系投資会社による日本国内の不動産投資案件としても過去最大という。ブラックストーンズは、日本を世界で最も重要な市場の一つと見なしており、2011年以降の不動産取得額は、約115兆円に達すると予想している。
ブラックストーンズは、西武と共に日本を世界で最も重要な市場の一つと見なしている中で、2023年以降の不動産取得額は、約11兆7150億円に達する見込みだ。