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アメリカ景気強くても利下げの可能性 FOMCは生産性に期待 大統領選挙 - 日本経済新聞

2024-12-14

著者: 海斗

米連邦準備制度理事会(FRB)が17日・18日に開く今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、市場は3会合連続での政策金利の引き下げを確実視する動きが見られる。米景気は強さを保ちつつも、インフレの減速も影を落とし、利下げが正当化されるのではないかと言われている。

11日発表の11月分の消費者物価指数(CPI)。総合指数の前年同月比の上昇率は2.7%と前月から加速したが、市場の利下げ観測は一段と高まった。最近の経済指標は企業の生産性向上に明るい兆しを見せており、労働市場は依然として堅調である。これに加えて、来年の大統領選挙を控え、経済政策に変化が生じる可能性が高まっている。FRBの金利政策の行方は、今後の政局にも大きな影響を与えることになるだろう。