マイクロソフトは9月27日（現地時間）、Windows 11向けの2024年7月の非セキュリティープレビューパッチ「KB5043145」に関する問題が発生していることを明らかにしました。このパッチをインストールすると、デバイスが再起動を繰り返すといった症状や、ブルースクリーンエラー（BSoD）やクリンスクリンエラーが報告されています。

特に懸念されるのは、OSが再起動を繰り返した後に自動修復ツールが自動的に起動しており、このツールがデバイスの正常起動を妨げる可能性があるという点です。正確な原因は不明ですが、デバイスによっては「BitLocker」の回復画面が表示されることもあるようです。

影響を受けるのは、以下のバージョンのWindows 11です。 - Windows 11 バージョン 23H2 - Windows 11 バージョン 22H2

マイクロソフトは現在この問題について調査中であり、詳細が分かり次第最新の情報を提供する予定です。ユーザーは、これらのバージョンを使用している場合、パッチを適用する前に慎重に検討することをおすすめします。さらに、今後のアップデート情報や修正パッチについても、公式サイトを頻繁に確認することが重要です。ユーザーにとっての最善策は、影響を受けない環境を維持することで、アップデートを遅らせるか、適用を避けることです。計画的なバックアップも重要です。

この問題により、多くのユーザーが貴重なデータにアクセスできなくなる危険があるため、注意が必要です。特に業務で使用しているデバイスについては、即座の対応を求められる場合もありそうです。対処法などの情報についても、フォーラムやコミュニティサイトで他のユーザーと情報共有することをお勧めします。