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トヨタ8月世界生産、7カ月連続前年割れ 認識不正で - 日本経済新聞
2024-09-27
著者: 蓮
トヨタ自動車が27日発表した8月の販売・生産・輸出実績(レクサス含む)は、世界生産台数が前年同月比11%減の70万9571台となり、7カ月連続で前年を下回った。認識不正による国内工場の生産停止や、北米でのリコール(回収・無償修理)の影響が出た。
国内生産は22%減の18万5680台で、2カ月ぶりに前年を割った。車の量産に必要な「型式指定」の不正問題を受け、6月6日〜9月3日まで「ユリスクロス」など3車種の生産を停止していたため、3車種の合計で約1万台程度の生産影響があったとみられる。特に、国内全工場の稼働を一時停止したことも影響した。
海外生産は6%減の52万3891台だった。地域別では北米が11%減少。「グランドハイランダー」など2車種に関して、リコールで生産を止めたことが影響した。また工場の稼働日も前年より1日間少なかったという。
競争環境が激化する中、タイとインドネシアは、自動車ローンの審査厳格化で市場が減速し、それに伴い4%10%減少した。
世界販売は3%減の82万683台で、3カ月連続で前年を下回った。国内販売は9%減の10万9505台、海外販売は2%減の71万7358台だった。ハイブリッド車(HV)は欧州や米国が好調で、世界全体で22%増の33万6848台を販売した。こうした動きが今後の業績に与える影響は注目されている.