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ウクライナの長距離ミサイル使用可否、各加盟国の判断:G7事務総長

2024-09-17

【ロンドン 16日 リッター】 - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は16日、ウクライナがロシア領内への攻撃に長距離ミサイルを使用することについての討論を歓迎する考えを示した。各加盟国が使用の可否を判断する必要があると述べた。

ウクライナの脅威の強まりに対処するため、ロシアの攻撃能力を弱める意図で西側の支援を受けて長距離ミサイルを活用できるよう求めている。

英国のスターマー首相とバイデン米大統領は13日の会談でこの問題を協議したが、決定に関する発表はなかった。

ストルテンベルグ氏は、NATO加盟国に布告するかたちで「私たちはこれらの進展と決定を歓迎しますが、最終的な決定は各国が行うことです。同盟国の間で重要なのは方向性が異なることだ」と述べた。

ロシアの脅威に対抗するため、ウクライナに対して長距離ミサイル使用を表明すれば、ウクライナがロシアと直接戦う状況になるとも言及した。

「ロシアの復活の可能性については多くの国が懸念しています」と述べ、ウクライナにとってこれが非常に重要であると強調した。G7が同盟としての結束を試みる中、今後も注視される事例となるだろう。