世界
ウクライナ国防相「北朝鮮軍との初交戦」明かす ロシア軍に偽装、1万5千人配置か
2024-11-05
著者: 結衣
【ソウル=樽井竜夫】ウクライナのメロフ国防相は、韓国KBSテレビが5日に報じたインタビューで、北朝鮮からロシアへ展開した朝鮮人民軍の部隊との初の交戦があったことを明らかにしました。続けて、「小規模な交戦」で、全ての兵力が動員された体系的なレベルではなかったとし、限定的な戦闘であった点を説明しました。
いったいどこでの交戦なのかは不明。ウクライナ軍は、北朝鮮の将兵がロシア軍に偽装しており、死傷者や捕虜の有無を確認するには身元確認が必要との認識も示しました。
また、約3千人余りの北朝鮮の部隊が5つ、計約1万5千人が前線の北東部や東部、南東部に分かれて配置されるとの予測も言及されました。数週間以内には配置を完了するとの見通しを示しました。
韓国のソウル新聞は5日までに、政府関係者の話として、北朝鮮軍440人がウクライナにおける戦闘で死亡したと報じたが、韓国国防省報道官は5日、「確認できる内容がない」と述べました。さらに今回の報道により、北朝鮮からの兵士の派遣が戦闘に影響を与える状況にあることへの懸念が高まっています。今後の動向に引き続き注視が必要です.