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トランプ政権、TikTokを「イーロンかラリーに買ってもらいたい」
2025-01-22
著者: 桜
ドナルド・トランプ前大統領は1月21日(現地時間)、"Stargate Project"発表の会見で、記者からの「イーロン(マスク氏)がTikTokを買うことにオープンですか?」という質問に「イーロンがそうしたいなら、私はそうする。ラリー(エリソン氏)にも買ってほしい。我には交渉する権利がある」と語った。
この会見には、OpenAIのサム・アルトマンCEO、ソフトバンクの孫正義会長とOracleのラリー・エリソン会長兼CTOも参加していた。
トランプ氏はエリソン氏に向けて、「ラリー、メディアの前で交渉しよう。私の見解では、この取得は約1兆ドルの価値がある」と呼びかけた。エリソン氏は「ええ、大統領。私にとって良い取得だと思います」と答えた。
2020年に当時のトランプ政権がTikTokアプリを禁止するとの声明を出し、ByteDanceにTikTokの米事業売却を命じた場合、Oracleがテクノロジーパートナーになったことで、TikTokは禁止を免れた。
トランプ氏の考えとして、「私の考えは、TikTokを買収し、半分をアメリカ合衆国に渡すというものである」とも語った。
トランプ氏は20日、19日から行われているTikTokの米国での提供を禁止する法律に75日間施行延長するよう指示する大統領令に署名した。同法は、75日間で米国企業によるTikTok買収など、何らかの対策を1万7000人の米国のTikTokユーザーがこのサービスを利用し続けられるようにする方向で向かう意向だ。
TikTokの買収には、400億長者の実業家、フランク・ボーコーニ氏が名乗りを上げている。