ビジネス
TikTok、米規制法発効ならアプリ即日停止へ 米報道 - 日本経済新聞
2025-01-15
著者: 結衣
【シリコンバレー＝山田勉】中国発の動画共有アプリ「TikTok（ティックトック）」が、同アプリを規制する米国の新法が発効した場合、米国内の利用者向けサービスを即日停止する方針を明らかにしたことが14日わかった。米国の規制法は、親会社の中国・字節跳動（バイトダンス）がTikTokの米国事業を売却しない限り、同アプリを禁止する内容となっている。
米国でのTikTokの人気は依然として高く、多くのユーザーがクリエイティブなコンテンツを投稿し続けている。しかし、政府の決定が実施されることで、これまで数千万のアクティブユーザーを持つこのプラットフォームは大きな打撃を受けることになるだろう。利用者の中には、アプリの機能の豊富さや容易さを重視し、他の競合アプリへの移行が難しいと考える人々も多い。
この動きは、米中間の緊張が高まる中での新たな波紋を呼んでおり、特にプライバシーとデータセキュリティに関する懸念が高まっている。さらに、米国の若者やクリエイターたちによる影響も無視できず、政府の規制が最終的にどのような形を取るのか、今後の動向に注目が集まっている。
TikTokのユーザーにとって、この法案が実際に施行されると、どれだけの影響をもたらすのか。政府が決定を下す前に、ソーシャルメディアの未来がどのように変化していくのか見守る必要がある。
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