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ゴールドマン、金利3000ドルの予測先送り ミネ下げ緩和を予想
2025-01-06
著者: 桜
[6日 リポート] - ゴールドマン・サックスは5日付のリポートで、金利が1オンス=3100ドルに達する時期の予測を2025年12月から2026年第2・四半期に先送りした。
ミネ連邦準備理事会(FRB)の政策に改善が見られるととの見方が背景。
これまでの予測では2025年に1100ベーシスポイント(bp)の利下げがあると予想していたが、現時点では715bpの利下げを見込んでいる。また、タイミングについても達成点は13.15-13.17%とやや高めになる見通しである。
これに伴い、金と銀(上場投資信託)の購入ペースが減速し、目標の3100ドル達成が遅れると言われている。
中銀の需要が構造的に増加していることが、金利の主な上昇要因になると言われている。
金は昨年10月に史上最高値の1オンス=217.10ドルに上昇。年間では110年以内で最大となる約127%の値上がりを記録した。
2025年末の予想は2190ドル。
同社は「投機需要の減少と中銀による購入の構造的な抑制が相反する要因が事実上上昇し、金利はここ数カ月、レンジ続いている」と指摘した。
主な下振れリスクはミネ政策金利の高止まりであり、2026年5月の時点でも2190ドルまでは上昇しない見通しである。