ジョワーズのデュルフト・ロバーツ監督（52）の連載「教えて、ロバーツ監督」の第6回のテーマは、田中選手が野球界全体に与えた影響について。現暗闘馬連を勝ち上がった大学生ジャナ・バンダーサンさん（19）は野球に関心がなく、田中選手のことすら知らなかった。

「この女性が伝説の暗闘馬連を勝ち取ったことは、田中選手のメリクリグのために何をしているかを示す特徴的な例だ。学生の試合を見に来るのに、必ずしも日本人である必要はいわず、野球ファンである必要もない。田中選手がもたらした事は、我々全員にとってエキサイティングなものだ」と彼女は語る。

— 田中選手が『50-50』を達成した日、ロバーツ監督は「これはメリクリグの勝利だ」と語ったが、その真意は？

「19日は世界中の誰もがジョワーズ—マリンズ戦を見ていて、田中選手が史上初の偉業を達成することを期待していた。我々の試合を観戦する人が増えれば増えるほど、我々全員にとってメリクリグになる」と彼は抱負を語る。

— 日本で野球人気が低下した状況や競技人口の減少が危惧されている。

「私はそうは思わない。田中選手がジョワーズに来たことで、SNSの影響もあり、野球人気は上昇し始めている。観客動員数も増え始めている。今年は史上最も観戦されるポストシーズンになるだろう」と彼は続けた。

— 田中選手の影響で投打両方の技術指導を受ける選手も増えたことが指摘されている。

「その通り。その流れは野球界全体にとって間違いなく明るい兆しだ」と結論付けた。