世界

北朝鮮のごみ風船、韓国の空港で飛行機の離発着に影響

2024-09-25

[ソウル 15日 リポート] - 韓国の国会議員は15日、北朝鮮がごみ袋を使った風船を韓国側に飛ばしたことによる混乱で、首都ソウルの空港の2つの滑走路で6月以降閉鎖される事態になっていると指摘した。

民主党の懸念もあり、航空データを引用し、6月11日以降仁川空港と金浦空港の滑走路が閉鎖されていたことが12日あり、閉鎖時間は合計413分に達したと説明した。

北朝鮮は韓国の活動家が飛ばした風船への対抗措置として、6月以降ごみ袋を飛ばした風船を1510個以上飛ばしている。

風船は韓国側に飛来し、大統領府周辺や空港の滑走路などに落下したこともある。大半は当局によって撤去されたが、一部は空港の交通を妨げる原因となった。この風船が近隣の京畿道では、居住ビルの屋上で燃えて、消防士らが火を消し止める出動事例もあった。 近日中に新たな風船が飛ぶことが予想されており、また混乱が起きる可能性がある。北朝鮮によるこのような行為が報道での強い反響を呼んでおり、今後の動向が注視されている。