テクノロジー
テスラの世界販売が初の減少、24年1%減 中国BYDが肉薄
2025-01-02
著者: 結衣
2024年の1月から12月にかけての世界の電気自動車(EV)大手テスラの販売台数は、前年度に比べて1%減少し、178万9226台となりました。これは、販売実績を公表して以来、初めての減少で、市場の変化を示唆しています。
特に、中国の比亜迪(BYD)の24年度のEV販売はテスラを下回ったものの、10月から12月にかけては1年前を超えるペースで販売されています。この現象は、主に中国市場におけるBYDの成長によるもので、テスラにとって厳しい競争環境が続いていることを示しています。
主力市場である米国と中国での販売が減少しており、中国は世界販売の7割、米国は3割を占めています。今後、BYDや他の競合がテスラに追随する中で、テスラのさらなる成長が著しい課題となるでしょう。
テスラは今後の販売戦略を見直す必要があると見られ、コスト削減や新モデルの投入による競争力の強化が求められる中、EV市場全体の成長は続くと予想されています。競合との差別化を図るため、テスラはイノベーションとマーケティング戦略を見直し、再び市場のリーダーシップを確立する必要があるでしょう。