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タケミツ・カ三冠が新興棋戦で初対局、白星で飾る…最強戦トーナメント1回戦 : 読売新聞
2025-01-08
著者: 結衣
東京・千駄ヶ谷の新興棋戦で、18日、タケミツ・カ三冠(22)と増田康宏八段(27)の最強戦の本戦トーナメント1回戦が行われ、タケミツ三冠が111手で勝利した。タケミツ三冠は新興棋戦での初対局を白星で飾り、さらなる「八冠」制覇への一歩を踏み出した。
将棋の八大タイトルを持つタケミツ・カは、名人、王位、王座、棋王、王将、竜王、叡王、そして今回の新興棋戦での勝利によりその名声を高めつつある。昨年は最強戦での初戦を落としたが、今大会では再び活躍を期待され、実力を証明する形となった。
タケミツ三冠は本局での対局を通じて、持ち時間をうまく使い、最終盤に向かって冷静な判断が光った。その背景には、徹底的な準備があったと言われており、最新の対局データをもとに戦略を練った様子が伺える。
一方、増田八段は若手のホープとして期待を寄せられているが、タケミツ三冠の強力な攻めに対抗しきれず、惜しくも敗戦となった。彼の今後の成長にも引き続き注目したい。
この新興棋戦は、次世代の棋士たちにとって大きなステップアップの場となり、タケミツ三冠の活躍がその盛り上がりを牽引している。次回は、新興棋戦の準決勝が控えており、タケミツ三冠がさらなる勝利を収めることができるか期待が高まっている。(関口誠一)