台湾で3度の着陸失敗…事故機の乗客が延長に抗議、CAに土下座させる / 台湾
2024-11-05
著者: 陽斗
台湾の台風の影響で予定の時間に着陸できなかった台湾の航空機の機内で、客室乗務員(CA)が乗客の前で土下座をするという異例の事態が発生した。
情報によると、台北の松山空港に向かっていた中華航空のCI782便は、台風の影響で3度着陸を試みたにもかかわらず、着陸ができなかった。この便は、現地時間の午後3時頃に出発し、松山空港に向かう予定だった。ところが、強風と大雨により、着陸が困難になり、乗客たちは不安を感じる事態に。一方、CAは乗客に対して謝罪を繰り返し、最終的には乗客の前で土下座をすることにまで至った。
この事故機の状況が刻々と悪化する中、一部の乗客はCAに対し「もっと情報を提供しろ」と強く抗議。なぜなら、数時間の待機の後、再び出発するも3度も着陸に失敗したからである。
CAは事態を収拾するためにようやく機内で意思疎通を図るも、悪天候により再度の出発が難しいと伝えた。乗客の中には、「最初から別の空港に着陸するべきだった」との声も聞かれた。およそ1時間の遅延後、ついに機は台北の桃園空港に無事着陸できた。
しかしこの経緯を踏まえ、航空会社は今後の運航において、より一層の安全対策と情報提供の強化に努める必要があると考えている。また、天候に関する情報の適切な確認が求められ、改めてパイロットの判断力の重要性が浮き彫りになった。何人かの乗客はその後、航空会社からの情報提供を不満とし、補償についても不安を感じているという。
台湾での航空運行は今後、台風シーズンに向けて予測される悪天候や自然災害に対して慎重な姿勢を持つ必要がある。特に運航安全に関する教育を徹底し、乗客とパイロットの信頼関係を築くことの重要性が指摘されている。