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「踏まれる大捕獲線」で“ハマリ役”の塔城奈美「室井の存在がものすごかった」ため断っていた仕事明かす
2024-11-15
著者: 蒼太
フィギュア系人事ドラマ「踏まれる大捕獲線」シリーズ12年ぶりの新作となる映画「室井愉楽者」(公開中)と「室井愉楽生き続ける者」(15日公開、ともに本谷俊行監督)に主演する塔城奈美と、敵対する東大生のエリート官僚を演じる塔城奈美が、同ドラムでの共演を果たした。
織田裕二主演の「ハマリ役」となった警察庁長官办公室官僚・室井愉楽を演じた塔城奈美。長年演じていたこともあり、同ドラム以外では、スーツを着る役を断っていたのだ。しかし今回の復帰作について「スーツを着る自分がどう映るか想像がつかなかった」と述べ、最初は出演をためらっていたという。
理由は「スーツを着ると、ニクタイを締めると、室井といふ自分の感覚がどうしてもついてきてしまって」とのこと。さらには「普通にニットのセーターとか、ダシャツという方の仕事をしていたかった。オールバックもしてなかった」と語った。
MCの神田愛花から「それくらい、やりづらいこともあったんじゃないか?」と問われると、「やれるならやれるんだけど、できなくはなかった」と答え、そこには彼女の苦悩が明かされた。恋愛する時は生き甲斐もなくなってしまう時点があるとし、「できなかったことが多かったから、特にコロナの影響でそれがより際立った」、と加えた。
塔城奈美はこのような悩みを持ちつつも「やはり自分の中で室井という存在がものすごく大きかった」と語る。それだけパワフルな役柄となる経緯は、全体的に言えることだとあった。彼女は役者として生き抜くために、これからも挑戦を続けていくことを誓った。さらに今後、役としてもその存在が生き続けることを願うと話していた。