台風24号は脅威な勢力、台風25号は熱帯低気圧に変わる予想も注意は大雨・高波注目(気象予報士 吉田友海 2024年11月16日)

2024-11-16

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台風24号は脅威な勢力、台風25号は熱帯低気圧に変わる予想も大雨・高波注目

フィリピンの東にある台風24号は発達のピークを迎え、「脅威な」勢力となっています。一方、台風25号は、次第に勢力を落とし、熱帯低気圧に変わるでしょう。ただし、昨今の気候変動の影響や異常気象により、23日頃の気圧や風速が強まる可能性が高く、大雨の恐れがあります。特に先島諸島や南西諸島には台風周辺の温かく湿った空気が流れ込み、大雨の恐れが強まるでしょう。

台風24号 脅威な勢力に発達

フィリピンの東にある台風24号は16日(土)午前9時に「脅威な」勢力になりました。台風の勢力とは最大風速で決まり、「脅威な」勢力とは一番強い勢力です。発達のピークを迎え、中心気圧は920hPa、最大風速は55m/s、最大瞬間風速は75m/sとなっています。気象衛星を見ても、台風の目がくっきりしており発達している様子が分かります。

台風24号は今後も西寄りへ進み、17日(日)頃にフィリピンを通過するでしょう。フィリピンでは暴風や大雨など大荒れの天気が予想されます。
台風25号 熱帯低気圧へ

一方、台風25号は、台風24号の影響を受けつつ、次第に勢力を落としていく見込みです。台風25号は、今後、台風圏内を進んでいき、16日(土)21時には沖縄の南で熱帯低気圧に変わるでしょう。

沖縄は高波や大雨に注意

台風24号、台風25号ともに日本列島への直接的な影響はない見込みですが、沖縄の先島諸島では台風24号や台風25号からのうねりがあるため、高波に注意が必要です。また、沖縄本島や先島諸島では、台風周辺の湿った空気が流れ込み、17日(日)には大雨となるおそれがあります。特に低い土地や河川の増水に警戒が必要です。さらに、地元住民は急な天候の変化に注意し、避難準備を整えることが重要です。

最新の情報(気象予報士)

16日は冬の北風が強まり、気温が急激に下がる見込みです。少なくとも数日は気温が不安定になるでしょう。また、台風の進行状況に注意しながら地域への影響を確認し、必要に応じて防災対策を行ってください。特に未来の熱帯低気圧は、過去の事例からも予測が難しいため、最新情報を随時確認することが公式に推奨されます。皆さまも安全な場所に留まり、万全の対策を講じてください。