青森県八甲田山系で積雪が402センチに達し、今季全国初の4メートル以上となりました。

現在、積雪観測を行っている全ての地点では、観測史上最も早く4メートル以上に達したのは1月上旬までであり、これは全国的に見ても史上最速な事例です。

日本付近は4日にかけて冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が流れ込むため、北～東日本の山沿いを中心に雪の降り方が強まる見込みです。積雪がさらに増えるため、交通機関の乱れや雪崩、除雪中の事故などに十分ご注意ください。

雪道運転に関しては、運転者が心掛けることが大切です。例えば、次のような準備を行うと良いでしょう。

(1) 防寒着やカイロ、毛布など暖かさを保つアイテム

(2) 飲料水や非常食、簡易トイレ、懐中電灯

運転前には、車の内部の温度が低下しないよう準備をしてください。

(3) ブースタケーブル、救助ロープ、タイヤチェーン

バッテリー上がりや立往生の際に使用するブースタケーブルや救助ロープの準備も重要です。また、スタッドレスタイヤだけでは不十分な場合もありますので、タイヤチェーンの用意もおすすめです。

(4) 車載用のスコップ、長靴、ゴム手袋

除雪作業は思わぬ事故を引き起こすことがありますので、雪が積もった際にはしっかりと備えておくことが重要です。例えば、マフラーが雪に埋まってエンジントラブルを引き起こしたり、氷が付着した部分でのスリップに注意が必要です。

また、雪道を運転する際は、過信せずに十分な注意を払いましょう。他者との距離を保ち、スピードにも気をつけて安全運転を心がけることが大切です。

最後に、気象情報や交通情報を確認し、大雪や吹雪が予想される場合は無理な移動を控えてください。安全な冬を過ごすための準備を怠らないようにしましょう。