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元彌・辰大星が笑顔の引退会見、第二の人生は都内のラーメン店で修行中「将来は自分の店を持ちたい」

2025-01-08

著者: 海斗

大相撲の元彌(あらや)・辰大星(たつほし)が、今月8日に東京・中野区で行われた引退会見に出席した。昨年の秋場所で負け越し(12勝5敗)て引退を決意した。全休した九州場所から帰京した後に師匠・大島親方(元関脇・辰巳)に報告した。

「稽古をして、復帰しようと思い考えていました。正直、肩の怪我が(引退の)原因ではないです。稽古は良くなっていましたし、その状態でも勝てなくなったのが大きい」と引退の理由を説明した。

北海道・浦河市出身で18歳で先代の大島部屋に入門。デビューから6年間は見劣りしなかったが、36歳の現在、再び部屋に戻り、新しい道を進んでいる。手作りラーメン店は、ただの職業ではなく、彼の新たなチャレンジだ。

親方は、「ここまで来るとは思わなかった。体もそうですし、相撲経験もないし。すぐ辞めるだろうなと思った。その後、自分が相撲を続けていることに感謝している」と語った。

引退後は目黒区にある有名ラーメン店「りん寺」で修行中だ。「将来は自分の店を持ちたい。何をするにしてもあきらめることはしたくない」と意気込んでいる。実際のラーメン作りや接客についても考えを巡らせている。

「毎日やること、慣れることが多いです。まかないのラーメンもすごくおいしいと思う。大変だけど、やりがいがある」と語っており、ラーメン作りの奥深さに魅了されつつあるようだ。

また、引退後の人生に対して不安も感じつつも、「やったことをやり通すことが次のステップになると思います。ラーメンの世界でどれだけ学べるか、頑張りたい」と希望を持っている。引退会見では嬉しそうに笑顔を見せ、自身の新たな挑戦に胸を躍らせた。

「たくさんのお客様に愛されるラーメンを作りたい。そして、楽しんでもらえるお店にしたい」と語る元彌・辰大星の新たな旅立ちに、多くのファンが期待を寄せている。再びの成功を願ってやまない。