松本人志、電撃復帰の難しさ 優勝者よりも目立ってしまう問題
2024-11-12
著者: 蓮
ダウンタウンの松本人志(51)が女性問題を報じた週刊文春への反響が移動再開へと移っている。注目は長年、審査員を務めている「-1グランプリ」への電撃出演だ。
参加者は「松本さんに評価されたい」と願う者ばかり。放送局としても大きな話題となるが、実際には高いハードルがあるとのことだ。
お笑い界のキングと文春の制作が松本が8日、告知を取り下げて完結した。本人は同日、謝罪声明を発表。吉本興業は同日、活動再開に向けて「関係各所と相談の上、決まり次第お知らせします」としている。
その場として、12月12日放送のテレビ朝日系「-1グランプリ12」の決勝(大宮・ABCテレビ制作)が繰り返される。松本は過去19回中、17回審査員を担当。2021年の第11回から昨年の第19回まで8年連続で務めている。
その1ヶ月後、正月放送のダウンタウンへの出演が本命。松本はその場において「関係各所と相談の上、決まり次第お知らせします」としており、彼も吉本も復帰への期待が高まる。
中堅お笑い芸人に聞いても「松本さんがいるといないでは大違い。-1に優勝したいという芸人よりも、松本さんに見てもらいたいと思うもの」と話す。
日々のトレーニングやネタ作りだけではなく、松本の存在は特別であり、彼の意見が舞台を一層活気づけることは間違いない。これが松本の影響力だ。
しかし、キー局関係者は複数の理由で「-1での復帰は難しい」と指摘する。「まずはスポンサー問題です。舞台やネット番組への出演より多くのスポンサーを獲得する必要がある。8日の謝罪声明だけで「-1」のスポンサーの数やコストを考慮した結果、復帰は難しそうです」と。
このように、テレビ各局の自体も昨年の旧ジャニーズ問題の一連の出来事後、人権意識を強めるようになった。
問題注目度の高さもある。仮に松本が-1でサプライズ復帰した場合、視聴者やメディアの多くは優勝者よりも松本の一挙一動に注目することが予想される。それが松本本人の思惑とは裏腹であるため、そうした状況は避けたいと考えるのが、関係者たちの意見だ。
「-1はあくまで出場者のものですから。松本さんの笑いに対する思いはひと味違うので。自分が帰って話題になるのは抵抗があります」と関係者は語る。
いずれにしても、松本の復帰日は決まっていないものの、進展は期待されるところである。彼のユーモアと影響力が再びテレビ界を舞台に輝くことを多くのファンが待ち望んでいる。