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北陸新幹線の進捗—新大宮間整備へ、沿線の首長ら決起大会 温度差も [福井県]:朝日新聞デジタル
2024-11-15
著者: 陽斗
北陸新幹線の整備を進めるために、沿線の自治体や経済団体が集まる決起大会が14日、東京都千代田区のホテルで行われた。この大会には約420人が参加し、新大宮ルートの整備に向けた強い決意が表明された。
大会では、地域経済の活性化や交通利便性向上を目的に、新幹線整備の重要性が強調された。特に、越前市や福井市の地方自治体が主導し、各地の有力者たちが集結。今後の協力体制を確認する場となった。
また、政府サイドからは、すでに進行中の整備計画の最新情報が発表されるとともに、年度末に向けた具体的な進捗管理方法が議論された。福井県の杉本達知知事は、「新幹線による地域振興が期待される中、地元の理解と協力が不可欠です」と述べ、今後も地域一体となった推進を呼びかけた。
しかし、参加者の間には温度差も感じられた。沿線自治体間では、開通時期についての見解が分かれる場面も。また、開通がもたらす環境への影響や、廃止される可能性のある地域交通への懸念も指摘された。
福井県は、新幹線整備を契機に、さらなる地域振興と観光誘致を狙う方針を示している。今後、国と地方の連携がどのように進展するのか、さらに注目が集まる。