悪いことはできないな…。

世界中を巡るGoogleストリートビューの映像が、路上に放置された死体らしきものを捉えてしまったようです。

この死体と考えられる物が見えるのは、昨年の家族が失踪したキューバ人男性と考えられています。スパインを旅行していたこの男性、行方不明になったときにはソリアという遠隔地の小さな村に住んでいました。報道によれば、自分の恋人だと信じていた女性に会うためにその地に移動したようです。

男性の携帯電話から不審なメールを受け取った家族は、何かが起こっていると確信しました。今年、男性のバラバラにされた遺体の一部がカスティーリャ・レオーン州のタフェゴで発見され、殺害されたことがわかりました。

警察の発表によれば、この男性の失踪に関連したとされる容疑者が2人逮捕されたとのことです。興味深いのは、警察が容疑者を特定するための重要な証拠をGoogleマップのストリートビューから発見したことです。

ストリートビューでは死体をトランクに積む様子が鮮明に写っており、これによって捜査が大きく前進したようです。この事件に関しては限られた情報しか出ていませんが、Googleの影響力とデジタル画像の力が犯罪捜査においてどれほど重要であるかを象徴しています。

このような事件は15年ぶりとなるものです。

容疑者と考えられる人物が赤い車のトランクに死体を積んでいるのを目撃した人が、何かがあると警察に通報しました。警察は、行方不明になった男性の死と失踪に関する情報を持つ2人を逮捕しました。

ストリートビューは死体をトランクに積む瞬間を捉えたかのように見えますが、まだ容疑の段階であり、評決で有罪判決が出たわけではありません。この事件に制限があるのですが、Googleマップが警察の捜査において重要な役割を果たしたのは間違いありません。

Googleマップが警察の捜査で重要な役割を果たしたのは、これが初めてではないそうです。2019年には、フロリダ州の湖に沈んだ車の位置がGoogle Earthの画像で明らかになり、22年前の未解決事件が解決したとの報告もあります。

「お天道様が見てる」と言われますが、ストリートビューが見ている時代になっているようです。