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手OAに電熱手袋は有効か?|BMJ|医師向け医療ニュースはケアネット

2024-12-29

著者: 健二

バックリーベ元動型電熱線が内蔵され手指全体を温められるミトンタイプの手袋(電熱グローブ)は、手の変形性関節症(OA)患者の痛みや機能の改善に効果があるのか。デンマーク・Bispebjerg and Frederiksberg HospitalのCecilie Bartholdy氏らは無作為化対照試験を行い、6週間にわたる電熱グローブ使用が対照グループ(温熱なし)と比較して、身体面および機能面に良好な変化は認められなかったことを報告した。著者は「電熱手袋は関節痛の管理に役立つ可能性があるが、さらなる研究が必要」と述べている。

今回の研究において、特にOA患者における痛みの管理や機能改善に関しては多くの期待が寄せられており、今後の研究によりその実用性が確認されることが望まれる。さらに、生活の質を向上させるための新しい治療法としての可能性も秘めているかもしれない。OAの治療法は多岐にわたり、物理療法や運動療法、薬物療法などが一般的に行われているが、効果的な新しいアプローチが求められている。

とのリポートもあり、一方で患者自身が自身の症状に対しどのように対応していくべきかも重要なポイントとなる。