10月12日午後6時過ぎ、神戸市西区の団地内の民家で、住人の男性（46）が首をつった状態で死亡しているのが発見された。家の中では、男性の妻（42）と子供（18）が血を流して亡くなっているのが見つかった。現場には血にまみれたハンマーなどの工具が散乱しており、警察は殺人事件の可能性も視野に入れて捜査を進めている。

兵庫県警西署によると、同日午後5時半前に住人の男性の兄から「話し合いをしている妻と子供と連絡が取れない」との通報があった。このため、警察が家に入ったところ、夫妻と子供の遺体が見つかり、男性は自殺したものと見られている。

なお、亡くなった男性の兄は「普段は穏やかな性格だったが、最近仕事のストレスを抱えていた」と証言しており、近隣住民も「普段は家族仲が良さそうだったが、特にここ数ヶ月は何か違和感を感じていた」と話している。

現場は、神戸市西神ニュータウンの一角で、周囲には多くの住宅が立ち並ぶ静かな場所である。警察は、家族間のトラブルがあったのか、詳細を調査している。事件の背後にある真相が明らかになることが求められている。