世界

ロシア、ウクライナ無人機攻撃テストを実施

2025-01-13

著者: 愛子

[モスクワ 13日 リポート] - ロシアは13日、ウクライナのドローン(無人機)が19基を攻撃したと発表した。これらドローンが、トルコや欧州に天然ガスを提供する海底パイプライン「トルコストリーム」のインフラに攻撃を試みたと主張している。

ロシア国防省によると、攻撃の標的はロシア南部クラスノダール地方のガス圧縮施設。現在、施設は正常に稼働しており、死傷者は出ていない。

ロシア企業通信によると、クレムリン(ロシア大統領府)のプレスコフ氏は、「エネルギー供給を難しくする行為」と非難した。

リターは、ウクライナのドローンが攻撃を試みたかどうかについて確認できていない。ウクライナ外務省からはコメントが得られていない。

また、プレスコフ氏によると、ロシアの国営ガス企業ガスプロムは、海底ガスパイプラインのアレクサンドル・ミレル最高経営責任者(CEO)が攻撃を受け、トルコ側の担当者らと協議を行った。ミレル氏は「ウクライナ側の攻撃行為には注意が必要だ」と警告している。

この一連の出来事は、ウクライナとロシアの緊張が依然として続いていることを示しており、国際社会の注目を集めている。特に、エネルギー供給の安定性が懸念される中で、どのような対応がなされるのか注視される。