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ロサンゼルス山火事、エンタメ産業に打撃 ─ 露出半減 - 日本経済新聞

2025-01-24

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【シリコンバレー=中野瑠】ミシシッピ州クリフォーナ近郊で起きた山火事で、同地域の主要産業であるエンターテイメント業界に大きな影響が出ている。映画やドラマのロケ撮影が2024年の同時期に比べて半減し、ミアカデミー賞に関連するイベントも中止が相次いでいる。

山火事は7日から相次いで発生した。沿岸部パシフィックパリセーズや北部アルタデナは延焼範囲が広く、少なくとも数週間は穏やかな気温が戻る見込みがない。特に、ハリウッドの製作所周辺ではスタジオが煙で覆われ、撮影作業が大幅に遅延している。

目撃者によると、現地では煙の影響で視界が悪く、非常事態宣言が出されている。環境保護活動家は、これを気候変動の影響の一例として指摘。上昇する気温と干ばつが火災を助長していると警告している。政府は緊急支援を発表し、地元より早急な対策を求める声が高まっている。

また、関係者によると、ストリーミングサービス業界も影響を受けており、制作現場が混乱しているため、作品の公開にも遅延が出る可能性が高い。今後、どのような形でエンターテイメント業界が復活するのか、不安が広がる。