日中外相が会談、安保・経済対話開催などで一致 北朝鮮問題も協議

2024-12-25

著者: 愛子

【東京・北京 15日】— 今日は15日、中国の北京で王毅外相と日本の外務大臣の会談が行われました。本会談では日中間の経済協力の強化や安全保障に関する対話の早期開催について合意がなされ、また今後の適切な時期に北朝鮮問題についても具体的な協議を実施することが確認されました。

王外相は、会談後に記者団に対し、安全保障上の懸念事項として、日本が直面している地域の安定とバランスを保つために中国との協力が重要であると強調しました。この文脈で、中国が支援できる分野として、経済的な安定と社会的な平和の推進を挙げました。

また、日中両国の企業間の共同プロジェクトが進行中であることを紹介し、両国間の相互依存関係が深まることによって、地域の経済成長も期待されるとの見解を示しました。

北朝鮮問題に関しては、王外相は「北朝鮮の非核化を進めるためには、関係国の協力が不可欠であり、特に日本と中国が連携することが重要だ」と述べ、両国の協力を促しました。さらに、東シナ海の情勢についても懸念が表明され、対話を通じて解決を図る意向が示されました。

これらの話し合いは、日中間の緊張緩和と経済的な利益を両立させるための大切なステップと見なされており、今後の国際情勢にも大きな影響を与えることでしょう。

現在、両国間では環境問題にも焦点が当てられており、特に温暖化対策に向けた共同の取り組みが期待されています。このような協力が進めば、アジア全体の持続可能な発展にも寄与するでしょう。