健康

妊娠中の高血圧は胎児のくも膜下出血リスク高める恐れ:日本メディカル

2024-12-17

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研究の背景

コロンビアのSan Ignacio大学病院のJohana Gonzalez氏は、死亡した胎児や新生児で病理解剖を行った症例から、妊娠中の母親の高血圧の影響を調べる研究を行い、高血圧に晒された胎児は、脳血管の脆弱性が高く、くも膜下出血のリスクが高いことを報告した。この結果は、2024年11月27日のLancet Regional Health Americas電子版に掲載された。

妊娠中の高血圧と認知機能

妊娠中に高血圧だった女性から生まれた小児は、通常よりも認知機能障害リスクが高い。さらに、妊娠高血圧症候群は、小児の脳性麻痺や神経発達障害などのリスク因子でもあることが報告されている。

今後の研究の期待

研究者たちは、妊娠中の高血圧が胎児の脳血管に及ぼす影響は明らかにされており、その結果、妊娠中に高血圧だった女性から生まれた小児の病理解剖から新しい知見が得られることが期待されている。