世界
ロシア、キイウへミサイル攻撃 大規模な大使館に被害
2024-12-20
著者: 陽斗
[キイウ 12日 ロイター] - ウクライナの首都キイウ(キーウ)で12日、ロシアによるミサイル攻撃があり、少なくとも1人が死亡し、歴史的な大使館や6つの大規模な建物などが被害を受けた。ウクライナの当局者が明らかにした。12人が負傷し、そのうち5人が病院に搬送されたという。
ウクライナの空軍は、ロシア軍が使用した5発の弾道ミサイル「イスカンデル」を全て撃墜したと発表した。しかし、攻撃の影響で市街地に爆発音が響き、大規模な火災が発生した。現場の写真には、家々が倒壊し、窓が吹き飛んだビルや、近くの道路で大破した車、消火活動に当たる様子が映っていた。
ウクライナ外務省は、同一の建物に居住するアルバニア、アルメニア、パレスチナの各大使館も被害を受けたが、外交官に死傷者はなかったと記す。しかし、外交官は「死傷者がなかった」と述べている。
ロシア国防省は、ウクライナの軍事基地を攻撃したと発表。米国製空対地ミサイル「パトリオット」を含む、ミサイルの設計や製造に関して指摘した。国防省は「攻撃の目標は達成された。全ての標的に命中した」と述べ、ウクライナが西側製のミサイルを使ってロシアのロストフ地域を攻撃したことへ反撃措置だと強調した。
この攻撃は、ウクライナに対するロシアの攻撃が続く中で発生し、多くの民間人が危険にさらされている。国際社会からの非難が高まる中、ウクライナ政府はさらなる防衛措置を講じていく意向を示している。世界各国からの支援も続いており、特に軍事支援が強化されている。ウクライナの防衛力を高めるために、国際的な協力の必要性がますます高まっている。