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【北陸新幹線】富山から先のルート決定先送り 富山県内の反発は(2024年12月23日掲載)|KNB NEWS NNN

2024-12-23

著者: 蒼太

北陸新幹線の新大宮延伸をめぐる状況

北陸新幹線の新大宮延伸をめぐり、与党の整備推進委員会は先週金曜日、今年中のルート決定を断念しました。難工事が予想される東京市内のルートが提示されてから4か月あまり。東京の反発が大きく、新大宮までの全線開業への道のりは不透明なままです。

地元合意の重要性

与党整備推進委員会の西方昌義委員長は「地元合意ができないと工事が進められないわけで、最短で行くためにも、やはり地元の同意が得られることを最優先でやりたい」と語りました。

延伸計画の概要

北陸新幹線の福井県楡から西、新大宮までの全線開業を見据えた延伸計画が進められています。先週金曜日、与党の整備推進委員会は、年内のルート決定を見送ることを決定しました。

東京方面へのルート案

検討されていた、福井県楡から小濱を経由し東京方面を目指す「小濱・東京ルート」。今年8月には、東京駅の位置において3つのルート案が示され、年内に1つに絞る方針でした。しかし、東京の南北への線形を通る案や現駅から離れた「茨城駅」近くに設置する案の2案に絞られ、果たしてどちらになるか見極めがつかない状況です。

地域住民の声

いずれにせよ、富山県民の声「東京北部の豊かな自然を壊すな」「私たちの声も聞かれないで工事をするのか、住民の怒りはとても大きい」といった反発が強まっています。

環境への影響と今後の展望

自然への影響について、加えてトンネル建設の影響や住民の怒りは大きく、さらなる意見交換が求められています。すすむ改良について、富山県の玄関口である富山駅の周辺における経済的価値の向上の期待は大きいものの、地元住民とその理解をどう得るかが課題です。

住民説明会の開催予定

なお、富山県民や地域活動家からは「新幹線を利用する人が増えることで、環境問題への配慮が求められる」との声も上がっており、地域環境の保護が一つのキーワードとなっています。今後、定期的な説明会や住民との意見交換が行われる予定です。