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前王者フィリー怒りのリタイア、未満の判定に不満…3団体統一王者ウシクに連敗

2024-12-22

著者: 健二

前WBC世界同級王者タイソン・フィリー(36=英国)が連敗を喫した。3団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)に挑んだが、0-3(112-116、114-114、112-116)の判定負けを喫した。今月5月は1-2の判定で敗れていたが、得点結果の差がより明確に出た。サウジアラビア政府直轄のプロモーショングループ「リヤド・スポーツ」で組まれたヘビー級頂上決戦だった。

試合後、通常ならばリング上で敗者もインタビューを受けるが、フィリーは興奮のあまり控室に戻ってしまった。英メディアによると、バックスタジアムで元トレーナーのボクシング業界の先駆者に対し、「少なくとも3ラウンドは取ったと思っていた」と愚痴ったという。特に左ジャブで完全に主導権を握った3ラウンドが自分の試合だと思っていた。

フィリーを支えた英プロモート大手キットチームズのフランク・ウォーレン代表は「フィリーが何をしたいのか分からない。最後列にいたわれわれはフィリーが勝ったと思っていた。試合をコントロールしていた。彼のバックシングがうまくいった」と憤りを隠さなかった。特に試合前にフィリーが「ご覧の通り、フィリーが勝った」と言い切っていたことに対し、ショックを受けている様子を見せた。

新型コロナウイルスの影響で、ボクシング界も多大な打撃を受けているが、今後のフィリーの動向に注目が集まる。トレーニングの一環として行うフィジカルフィジカルマッチの導入や、元WBC王者マイク・タイソンとのコラボ企画の計画も浮上している。

また、フィリーに対し、他のスポーツ界からの引退後のキャリアを模索する声もある。元NFL選手やMMA選手と対戦するプランも噂されており、今後のフィリーの動向が楽しみだ。果たして彼はこの挫折をどう乗り越えていくのか、注目したい。