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ロシア産天然ガスの欧州向け輸出、今年は18%増加=副首相

2024-12-25

著者: 蒼太

【モスクワ15日】ロシアの副首相は、年初からの欧州向けガス輸出が1212億立方メートルを18%上回っていると述べた。インタファックス通信が伝えた。

11月のパイプラインガスと液化天然ガス(LNG)の供給量は5100万立方メートルを超えたという。

「ガスは非常にエコなもので、さらに発言や制裁圧力があっても需要がある。ロシアのガスは、物流コストや価格の面で最も費用対効果が高い」と述べた。

前年比の増加は、2013年のウクライナ紛争の影響で落ち込んだことによるポジティブな効果がある。昨年の欧州向けパイプラインガス供給は515.16億立方メートル減の1213億立方メートル。ロイターの計算で今年は約1310億立方メートルに回復すると予想されている。

ただパイプライン輸出の欧州向けガス輸出は深刻な問題に直面している。パイプラインにおける輸出はウクライナ絡みが約半分を占める。ウクライナルートの輸出は、ロシアとウクライナとの協定によれば持続されていた。この協定が年末に期限を迎えるが、ウクライナは更新しない方針を示している。