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ペトナムとロシア、原子力協定など調印 ロシア首相がハノイ訪問

2025-01-14

著者: 陽斗

[ハノイ 14日 午前] - ペトナムとロシアは14日、ロシアのミシュスチン首相のハノイ訪問に合わせて、原子力発電や複数の協力協定に調印した。

ペトナムは長年中断していた原子力発電を再開し、成長する製造業への電力供給を増大させることを目指している。

政府当局者によると、ペトナムはロシア、米国、中国と緊密な関係を維持している。ロシアは長年ペトナムに軍備品を供給。ロシアの石油・ガス企業が操業する南シナ海のペトナムの潜在的な資源も、中国も有効権を主張している。

共同文書によると、ロシアの国営原子力企業ロスアトムとペトナムの国営原子力企業が原子力分野の協力を強化し、国際的な核エネルギーの法令に従って共同プロジェクトを実施することに合意した。元々ペトナムは原子力発電に強い関心を持っており、国内外から4000億ドルを投資することを目指している。

ペトナムとロシアは、「われわれは二国間協力の枠組みに対する解決策を探る」「議論・協議・モデルする」と表明している。

また、ペトナムの金融取引が西側の制裁で悪影響を受けている中、ペトナムはデジタル経済と無線通信の協力についても調印した。

西側国家はロシアに対する制裁を強化しており、ペトナムはこれに対抗する形で連携を図っている。