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オリンパス社長が辞任。違法薬物購入の疑いで
2024-10-28
著者: 葵
オリンパスは、取締役代表執行役社長兼CEOのシュテファン・カウフマン氏が10月28日付けで辞任したと発表した。カウフマン氏に違法薬物購入の疑いがあり、取締役会が全会一致で辞任を求めた。
同社では、カウフマン氏が違法薬物を購入していた旨の通報を受け、事実確認を進めるともに、捜査機関への報告と捜査への全面協力を行なった。内部調査の結果、同社の行動規範に反する行為をしていた可能性が高いと判断された。取締役会が全会一致で辞任を求め、同氏がこれに応じた形となった。
カウフマン氏は2023年4月1日付けで取締役代表執行役社長兼CEOに就任したが、その後任は未定で、暫定的に取締役代表執行役社長兼ESGオフィサーの黒内康雄氏がCEOの職務を行うことになる。これにより、企業のガバナンスや倫理に対する信頼が揺らぐ中、オリンパスは今後の経営戦略を見直す必要がある。
違法薬物購入疑惑が浮上した背景には、最近の企業倫理への関心が高まる中での経営陣の不祥事が影響しているようだ。企業の信頼性を取り戻すためには、透明性のある調査と再発防止策の徹底が求められる。